ソフィアです。
毎日本当に暑い日が続いています💦
今はクーラーがない生活などありえないと思っていますが、数十年前までクーラーがなかったのが当たり前だったのが信じられません。
さて、私はこれまでの人生で10回以上引っ越しをしました。一軒家、アパート、マンションなど様々な家に住みましたが、日本家屋にこれまで住んだことがありませんでした。
去年和歌山に引っ越してきてから、初めて、しかもかなり古い(海南リトリートよりももっと古い!)日本家屋に住んでいます。
住んで間もない頃は、断熱材もなく冬は極寒、トイレは簡易水洗で当然ウオシュレットもない、すぐ蜘蛛の巣が張ってしまう、ムカデや鈴虫、トンボなど虫が入りたい放題(たまに鳥も、、、)など言い出したらキリがないのですが、正直、驚きの連続でした汗
それでも1年以上住んで、今は古民家に住んでよかった!と心から思っています。
田舎の日本家屋の素晴らしさについて、あまり知られていないことをお伝えしようと思います。
1、意外に火に強い!
古民家に使われている外壁は、焼杉と言われる杉の板の表面に火を入れたものが多いです。
古くから日本家屋に使われてきた焼杉は、とても耐火性に優れているそうです。木の外壁だと燃えやすいのにどうして?と思いましたが、杉の板にすでに火を入れて炭になっているので、燃える余地がないそうです笑
2、災害に強い!
都心部にしか住んでいませんでしたので、都市ガスで過ごしてきた私にとって、初めてのプロパンガスでした。正直家のそばにガスの塊!があることに少し恐怖がありましたが、プロパンガスのいいところは、地震や災害が起きたときに非常に復旧が早く、速やかに使うことができます。
また、我が家は簡易水洗ですが、水洗といっても基本的に汲み取り式です。ひと月に一度汲み取ってもらわないといけませんが、水道が万が一止まったとしても、問題なくトイレが使用できることは、非常に大きなメリットです。
3、何よりエコである!
古民家のいいところは、全てが再生、焼却できるというところです。一般的な外壁はコンクリートやモルタルなどが多いですが、日本家屋は土壁や先ほどの焼杉などの木の壁です。家の中は、畳や障子、襖など、たとえ使えなくなったとしても焼却ができますし、瓦や大きな梁などは再生可能な素材ばかりです。数十年経つと住めなくなり、燃やせないゴミとなってしまう最近の建築とは違い、修繕しながら、100年以上住んでいくことが可能です。
話はずれてしまいますが、住み始めてから3ヶ月ほどした時、古民家の大変さに嫌気がさしていた時期がありました。
その時ひょんなことから、住んでいる「家」に意識を向けてみたことがありました。
そうすると、以前住んでいた方が大人数集まって、広間で楽しそうに宴会のようなことをしている時の光景が浮かび上がってきました。
私は、熱い思いが湧いてきたのと同時に、自分の不便さばかり嘆いていたことに恥ずかしさを覚えました。前に住んでいた方が、この家で大切に過ごしてきた時間であったり、家に対する思い、またその家がその家族の一員として見守ってきたことに全く目を向けたことがありませんでした。
そして、長年家族を守ってきた家の「思い」を蔑ろにしていました。
「家の住人」も「家」も共に生きているのです。
ハルさんも海南リトリートに人が来ると、「家がとても喜んでいる!」とことあるごとに言っています。
皆さんも自分の住んでいる家、庭の木々、草花に目を向けて話しかけてみてくださいね!
きっと、自分の身の回りの存在の「思い」「願い」を知り、大切にする気持ちがより増していくと思います😃
今日、芦屋で『植物療法勉強会』を行います(^^)
植物たちのエネルギーを感じながら、楽しく学び、作りたいと思います!
それではまた!