ソフィアです。
今海南リトリートの周りには、れんげ草がとても綺麗に咲いています。
このれんげ草は田んぼに植っています。
秋の稲刈り後に種を蒔いて、春になるとこうして一面に広がるれんげ畑となります。そして肥料代わりの緑肥として田んぼにすきこみ、土壌の栄養分となっているそうです。
こうやって1年を通して、土が循環しています。
今の農家さんではあまりしなくなってきたようですが、一面に広がるれんげ草は私たちの目を和ませてくれますね。
また、海南リトリートでは桜の花が少しずつ散り始めて、新緑の若葉が出始めています。
海南リトリートの周りには、貴志川にかかる橋があり、そのすぐそばに桜のアーチがかかっているところがあります。
それは見事に毎年咲き誇り、私たちの目を楽しませてもらっています。
先日のブログも夕暮れ時の桜の写真を載せましたが、昼とは違う姿がとても素敵でした。
この時期の夕暮れ時を「春茜(はるあかね)」というそうで、茜色の夕暮れと桜の色が渾然一体として幻想的な雰囲気が溢れていました。
桜を眺めていると、今までの人生の節目節目をしみじみと思い出すことがあります。
嬉しいことや悲しいこと、桜と共にあるどんな思い出も、心に深く染み込んでいき、毎年咲く頃になると、思い出しながら、改めて前を向いて人生を歩んでいるような気がします。
桜を見ていると、本当に日本に生まれてきて良かったな、と幸せを噛み締める瞬間を感じています。
そして、先日訪れた熊野本宮大斎原のそばにある桜の風景も、息を呑むほど美しい情景でした。
光り輝く桜と奥に流れる熊野川が眩く、あらゆる生命が喜びを分かち合う、そんな光景が広がっていました。
季節が移り変わり、れんげ草や桜など生きているものたちのさまざまな美しい姿を見ることができることは、本当に豊かな気持ちになり、感謝が溢れてきます。
この素晴らしい自然を壊すことなく、共に健やかに生きていきたいですね。