ソフィアです。
今日は少し「自分に嘘をつかない」こと、についてお話ししたいと思います。
ふとした時、自分の中に広がる小さな違和感を感じる。
何気ない日常の中で、私たちはときに、その違和感に気づかないふりをしてしまうことがないでしょうか。
私も以前は、その違和感の塊でした。
たとえば、「本当はしたくないけど、誰々が言っているから・・・」と無理に自分を納得させる。
もしくは、「これが正しいやり方」と自分に言い聞かせながら、心の底では違うと感じているとき。
こうしたとき、私たちは無意識のうちに、自分に嘘をついているのかもしれません。
最初は些細なことに思えても、その小さな「嘘」は積み重なり、いつしか自分の本当の感覚や心の声を覆い隠してしまいます。
表面では「大丈夫」と思っていても、心の奥底で感じている違和感は、やがて私たちに問いかけてくるでしょう。
「本当にそれでいいの?」と。
その自分の気持ちを無視し続けた結果、本当の心に蓋をしてしまい、違和感を感じても「そんなはずはない」と言い聞かせるようになってしまうのです。
「大丈夫、これでいい」「私はこれで満足しているはず」と、自分自身に繰り返し言い聞かせることは、一見するとポジティブな自己暗示に思えるかもしれません。
でも、それは偽りのポジティブでしかないのです。
もしその言葉が「嘘」であれば、心に見えない負担をかけることになり、いつの間にか心の重しとなって、重い心を引きづりながら、日々を惰性で過ごすようになってしまいます。
そして気がつけば、自分が、どこか遠くに置き去りにされたような虚しさだけが残るのです。
私たちは、周りの人や社会の価値観に合わせて生きているうちに、「本当の自分」よりも「求められる自分」を優先してしまうことがあるのです。
そうなると、日々の行動の原動力が「自分を認めてほしい」という承認欲求で覆われてしまいます。
では、どうしたらいいのでしょうか?
まずは、自分の心の声に耳を傾けること。
日常の中で、自分が何を感じているのか、本当はどう思っているのかを観察してみる。
たとえば、ある誘いを受けたときに、「行きたい」と感じるか、「行かなければ」と感じるか、その違いを意識してみるのです。
自分に嘘をつかないためには、まず自分をきちんと理解することが必要になります。
時には、自分の本音が自分勝手だったり、卑怯に思えることもあるでしょう。
でも、それを否定せず、まっすぐ見つめて下さい。
その感情がどこから来るのか、どうしてそう感じているのかに、耳を傾けてみるのです。
「自分に嘘をつかない」ことは、自分に誠実であること。
私たちは皆、完璧ではないし、時には不安や迷いも抱えます。
でも今日、少しだけ自分の心に問いかけてみてください。
「今、本当はどう感じているの?」と。
自分を変える、心の習慣の一歩にして欲しいと思います。