office thinkPlanet スタッフのソフィアです。
9月に入って、和歌山は田んぼの稲穂は重みで頭を垂れ、果樹園にはいちじくが実りを迎えています。
野菜もたっぷりと育ち、自然は今年もありがたいことに豊かさを分かち合ってくれるように思います。
その景色を眺めていると、「豊かさって、本当はこうやって自然に巡っているものなんだな」と、しみじみ感じます。
私自身、以前「豊かであること」について悩んだことがありました。
ある時期、手元にあったいろんなものを処分したりを人に譲ったことがあります。
持ちすぎてはいけない、シンプルである方がいいのかもしれない──そんな思いからの行動でした。
でも、いざ手放してみると、後悔はしていないものの、なんとなく「自分を少し小さくしてしまった」というような寂しさが残りました。
その経験を通して気づいたのは、豊かさは「我慢すること」や「減らすこと」から生まれるものではない、ということです。
SOUさんも先日ブログで書かれていましたね。
「たくさん持てばいい」とということではありません。
自分にとって本当に大切なもの、そして心が豊かになるものがそばにあるか。
自分の心が満たされているときこそ、人にも自然に分け与えることができる。
無理をして犠牲を払うのではなく、あふれた水がまわりを潤すように、自分が喜びを感じているとき、その喜びは自然と広がっていくのだと思います。
秋の実りは、私たちにそのことを教えてくれているように感じます。
枝がしなるほどの果実も、倒れそうなほどの稲穂も、すべて「過ぎた」ものではなく「満ちた」もの。
私たちの心もまた、満ちてこそ、本当の豊かさを分かち合えるのではないでしょうか。
豊かさは特別な人だけのものではなく、すべての存在に流れているものだと思うのです。
今ある日常の中で、少し立ち止まって季節の実りに目を向けると、「私もすでに豊かさの中にいる」と感じられるかもしれませんね。
ではでは、今日も心豊かにお過ごしくださいね。
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