thinkPlanet

この星が楽園に戻る日を夢見て

thinkPlanetのLINE公式アカウントできました!そして、重陽の節句の話。

f:id:serenaO:20210908220731j:plain

 

 

 

 

9月9日は重陽の節句

 

 

節句は、古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着したもので、宮中では、年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日だったそうです。節句の日には、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を祈り、神様にお供えものをしたり、邪気を祓う行事を行ったりしてきました。

 

 

 

中国の陰陽五行思想では、1,3,5,7,9の奇数は陽で縁起の良い数字とされてきました。

反対に、2,4,6,8は陰で縁起の悪い数字と考えられてきました。

奇数と奇数が重なる日はおめでたい反面、陽が極まって陰となるとも考えられて、縁起の悪い日になるので、季節の旬の食べ物を食べて生命力をもらい、その力で邪気を祓ってもらう行事を行ってきたのが五節句です。

 

1月1日は元旦なので別格とされ、1月7日を人日の節句としています。

1月7日は、人日(じんじつ)の節句。七草粥。

3月3日は、上巳(じょうし)の節句。邪気を除ける桃の花を飾り、菱餅と白酒をいただく。

5月5日は、端午(たんご)の節句。菖蒲湯に浸かり、笹に包んだちまき(関東では柏餅)。

7月7日は、七夕の節句。裁縫の上達を願い、素麺(中国の索餅が変化)をいただく。

9月9日は、重陽(ちょうよう)の節句。菊を浮かべた酒。

 

9月9日は、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれます。九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていましたが。後に、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったようです。

 

邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったり、また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐう「着せ綿」習慣があったそうです。

菊の着せ綿

転載元:https://plaza.rakuten.co.jp/dollkamiya/diary/201108270000/

 

 

この時期の茶道では、「着せ綿」というお菓子をいただきます。私も今月、すでに2回もいただきました。これ、本当に見た目も可愛らしくて大変おいしいお菓子で大好きなんです!

f:id:serenaO:20210908220009j:plain

奈良町樫屋さんの「着せ綿」

 

 

また、菊の花弁を浮かべたお白湯を出していただいたこともありました。

f:id:serenaO:20210908220420j:plain

 

菊の効能を調べると、多岐にわたっていて驚くのですが、中国の薬草の古典「神農本草経」には、長い間菊花を服用しているといつまでも若さを保てるという内容が記されています。

 

私も菊を育てているのですが、その生命力には感服するばかりです。

ベランダにある菊に、私も綿を乗せて、明朝は菊の朝露を含んだ綿で体を拭いて、菊茶をいただきたいと思います。

スーパーには食用の菊の花が売られていますので、皆さんも、菊茶や菊酒にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

thinkPlanetのLINE公式アカウントができました

講座やイベントの内容を中心に配信していきますので、よかったら友達登録してくださいね。

まだまだ対応が追いつかないこともあることと思いますが、温か〜い目で見守っていただけると嬉しいです(^_^;

 

友だち登録は、こちらからお願いいたします。

友だち追加

 

 

QRコードからも追加できます!

 

 

 

  

copyright©️ 2018- thinkPlanet