ソフィアです。
ずいぶん前に、おのころ心平さんの『病気は才能』という本を教えていただいたのですが、やっと読むことができました。

私たちは、病気や不調を「余計なもの」「排除するもの」と考えがちです。
私もハルさんが大病を患った時、最初は思っていました。
頭では、「この病気は必要があって起こっている」ことはわかるけれども、なかなか落とし込めない・・・。
どうしても、不安や恐れだけが膨らんできてしまう。。
正直、この本のタイトルを見たとき、「なぜ病気が才能なの」?と思いました。
でもこの本が教えてくれたのは、「病気のメッセージが、私たちが本来持つ才能や使命に気づくヒント」だということ。
例えば、本書の中で語られる病気のサイン:
• 胃の不調 →「本当は受け入れたくないこと」があるサイン
• 腰痛 →「人生の重荷を背負いすぎている」サイン
• 皮膚のトラブル →「自分の存在価値に関するテーマ」が関わっている
こうした視点を持つと、単なる「不調」だったものが、「自分をより深く知るための入り口」に変わります。
私たちは、苦しみや痛みを「無駄なもの」「なかったほうがよかったもの」と思いがちです。だけど、本当にそうでしょうか?
「才能」というと、つい「人より優れた能力」と思ってしまうことがあると思いますが、そうではありません。
才能とは、「その人が持って生まれた、人生を生きるための羅針盤」のようなものです。
病気や不調は、その才能に気づくためのきっかけとして現れることがあります。
• 過去のトラウマからくる慢性症状 → それを克服することで、他の人を助ける道が開かれる
• 体が悲鳴を上げるほどのストレス → そこから逃れたとき、自分の本当にやりたいことが見えてくる
• 治らない症状 → 「治す」ことよりも、「そのままでどう喜びの中で生きるか」を考えさせてくれる
こう考えると、「病気は才能」という言葉が、ただの比喩ではないことがわかります。
病気も、痛みも、迷いも──
「なくなればいいもの」ではなく、「あるからこそ、意味が生まれるもの」。
そう考えたとき、人生の見え方が変わってくるのではないでしょうか。
『病気は才能』は、そんな「人生の真実」に気づかせてくれる一冊でした。
ハルさんも病気になって、本当に大切なものに気づかれてましたね。
体も、心も、いつだって私たちの味方です。
たとえ今、思うように動けなくても、不安でいっぱいでも、私たちの体は必死に守り、心は前に進む力を持っています。
不調や痛みは、私たちの人生を邪魔するものではなく、大切な何かを伝えようとしているサインなのです。
だからこそ、どんな時も焦らずに、自分を信じてみることが大切かもしれませんね。
ではでは☺️