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この星が楽園に戻る日を夢見て

四万十にも海があった・・・

 

四万十町といえば、四万十川というイメージ。私もそう思っていました

ところが、海もあったのです。しかもとびきり美しい海が!

 

haruさんのお店のおかみさんである生子(せいこ)さんは、どうしても行ってみたい場所があり、定休日になったら一緒に行こうとharuさんと約束していたらしい。

それが、四万十町の興津浜(おきつはま)という海岸で、そこでどうしても確認したいことがあるので、私にも一緒に来て欲しいというのです。私も海が大好きなので、喜んで参加することにしました。

 

日ごろお店の仕事で忙しい生子さんに今日は思い切り楽しんでもらおうと、まず、途中の窪川という町でお茶をすることに。ここは、私も好きな半平カフェ。

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上と下の二枚の写真は、夏に来たときに撮ったもの。

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かつての豪商の別邸を和カフェにしてあり、和風庭園が美しいのです。

美しいものと甘いものが大好きな生子さんも大喜び。

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今日の和菓子セットは、栗蒸し羊羹。美しい紅葉はお庭のものだと思う。

 

そこから車で20分ほどで海に到着。

想像以上の美しさ!白い砂浜がずっと続き、青い松林がそれを縁取っている。

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ここは、小室の浜(おむろのはま)と呼ばれ、日本の白砂青松100選に選ばれた、興津県立自然公園内にある海岸だそうです。

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 優しい小室の浜の波音をどうぞ

 

四万十町で生まれ育ち、四万十町に嫁いだ生子さんですが、この浜には今回を除いて2回しか来た事がなかったそうです。

生子さんは、50年前にここで体験した不思議な出来事の真相がずっと気になっていて、それを教えて欲しいと頼まれたのです。

無事に、その悲願を達成できて、すっきりした笑顔の生子さんでした。

 

海岸の前にあった八幡神社と隣接する熊野神社にお参りして、戻りました。

戻る途中でまた窪川に立ち寄り、そこで生子さんお勧めの中華料理屋さんで遅めのランチをしました。

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ギャラリー瀧の子。ここも、和風庭園と和のインテリアが美しいお店でした。

とても美味しかったです♪

 

私は実家が海のそばにあり、10代から20代にかけては、ヨット、サーフィン、ウィンドサーフィン、素もぐりと、暇さえあれば海で過ごしてきたので、海にいるととても落ち着きます。川や森の気だけでなく、こうして時々海に来ると、エネルギーバランスが取れるのです。これから、もっと頻繁に海に来ようと思いました。

 

四万十川に戻ってくると、やっぱり川の景色も美しくて心が癒されます。

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話は変わりますが、最近、薪でお風呂を炊くようになりました。

私は薪でお風呂を沸かしたことがなかったので、最初、一体どうしたら焚けるのか試行錯誤でした。でも、やっている途中で、はるか昔の記憶が蘇ってきたのです。

 

私がまだ本当に幼い頃、母が庭で薪を割り風呂を沸かしていたのを、母の背に負ぶわれて見ていたのです。割った薪をいくつか竈に入れて、割り箸のように細い枝を手でぽきぽき折ってその上に入れ、新聞を丸めて入れてそれに火をつけていたことを思い出したのです。それで薪は完全燃焼できたのですが、なぜか風呂は熱くなりませんでした(汗)

 

二日目には、ここのお風呂は五右衛門風呂ではないので、ボイラーを回さないといけないことに気がつきました。ボイラーを回すと薪釜の火がゴーゴーと燃えだし、お湯も循環して温まりだしました。

自分の家から煙が立ち上るのを見るのは、やはりいいものです。これも夢だったので、ああ、叶ったんだなと感慨ひとしお。

薪で沸かしたお湯はやわらかく、いつまでも湯冷めしません。

 

これから迎える冬に向けて薪ストーブも入れる予定なので、これは大量の薪の確保が必要だなと思っていたら、なんとこんなものをいただきました。

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これ全部です。薪はどこで買えるのかと聞いたら、すぐにこれを用意してこれだけ運んで来てくれたそうです。

『これだけあれば一冬充分持つよ。檜だから油が多いから、乾かさなくてもすぐに燃えるから』と。しかも無償でいいと言うのです。

 

この方は、以前の記事で紹介した、一緒にいくつかの場所と神社に行ってほしいと頼まれて同行した方です。本当にびっくりしました。これだけ運ぶのも大変なことです。

トラックに上げたり、降ろしたり、全部1人でされたのだと思います。そのことについて、大変だったという言葉ひとつ言わないのです。どう御礼をしたらいいのか、とにかくそのお気持ちが嬉しく、とてもありがたかったです。

 

海と川とお店と人の心の美しさに満たされた、本当に素晴らしい一日でした。

関わる全ての方に感謝します。

 

 

 

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