thinkPlanet

この星が楽園に戻る日を夢見て

想星米(thinkPlanet米)ができました!

このところ、連日快晴が続く四万十。

朝、ミーティングルームの東に面した窓のカーテンを開けると、まぶしいほどの朝日が部屋に飛び込んできます。そして、朝日に照らされて輝く景色が目の前に広がるのです。

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そして、私はここでも、しばらく太陽と会話をします。

 

 

さて、一昨日の11月3日に天日干ししていた田んぼの脱穀を行いました。

 

稲木にかけていた稲についた朝露が乾く時間にならないと始められないので、10時を過ぎてからの開始になります。

 

この日も快晴で、抜けるような青空でした。

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天日干しをした日からは、幸運なことにずっと晴天が続きました。

この間に、太陽と風と月光と星に育まれてお米がじわじわと熟成されました。

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脱穀の前に、まず、ここを守る精霊や神に感謝の祈りをそっと捧げました。

そして、稲たちにも育ってくれたことへの感謝を伝え、これからこのお米を口にする人たちに喜びと健康を授けてくれるようにとお願いしました。

 

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それから、ひと束ずつ脱穀機に丁寧に通していきます。

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この機械を通すと、あっという間に籾の部分だけが擦り取られて、設置してあった袋にザーッと入っていきます。籾が抜けた藁は束ごと機械の向こうに落ちていきます。

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その藁にまだ残っている籾がないかチェックして、それは手で丁寧にこすり落とします。一粒も無駄にしたくないという気持ちになります(笑)

 

その間にも、稲木をどんどん解体していきます。

みんながそれぞれ自分のやるべきことを見つけて、無駄なく働いていく様は、見ていて気持ちのいいものです。

 

昼食休憩一時間を挟んで、15時ごろまでにはこの状態になりました。

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その後、藁きりという作業です。藁きりの機械は農協が貸してくれます。

 

想星米の田んぼの藁きりの様子は写真を撮る余裕がなかったので、他の田んぼの藁きりの写真を撮らせていただきました。

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遠くでわかりづらいと思いますが、機械に籾を取ったあとの藁を束ごと入れると、瞬間的に粉砕された藁が放出されます。機械の向きや場所を随時変えて行きながら、田んぼ全体に藁をしきつめます。

 

藁きりが終わったあとの想星米の田んぼ

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これで、この一年の田んぼでの作業は終了です。

 

 

想星米ができるまで、本当に多くの方の援助がありました。

とくに、岳さんには大変お世話になりました(チェーン除草、水の管理、草刈、田植えや脱穀の指導などなど)。

 

さて、これだけの労力を要して、とれた玄米ですが、これだけになりました。

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保管庫の左端の4つの袋(30kg入)と手前の袋(23kgほど)。
150kg未満です。

 

農林水産省の27年度の発表によると、日本人1人が一年に消費する米の量は、25年度の統計で57kgだそうです。米離れで、昭和37年度の半分にまでなっているとはいえ、この袋でいえばほぼ2袋を1人が消費するということになります。ちなみに、10年も無農薬米を作っている岳さんの田んぼはもっと生産率が高いそうです。

 

今回、自分で米作りに携わって感じたことは、お米は生産するのにお金と手間がかかるということ。

 

機械は絶対必要です。

機械がないと、膨大な時間と体力が奪われる(昔のお百姓さんは偉い)

その機械がとても高いのです。そして、修理や買い替えも必要になる。

耕運機、田植え機、稲刈機、脱穀機、藁きり機(これは農協で借りれるとしても有料)、草刈り機。農家なら、米の乾燥機、保管庫も必要でしょう。

籾摺りにも精米にもお金はかかります。

 

だから、専業米農家としてやっていこうと思ったら、米の生産量を増やさないといけない。そうなると、大型機械に頼り、農薬を使用せざるを得ないと考えてしまうのですね。農家としては、米の売価を高くしたいのでしょうが、消費者の立場からすると、主食の米にそんなにお金はかけられないということになる。

そこのところがとても難しいと思います。

 

私はできるだけ多くの人に安全な食品を食べていただきたいと思いますが、一消費者の立場としては、食生活の見直しをしないといけないと考えるようになりました。

今の世界、特に日本に住む私達は、あまりに色々なものを食べ過ぎていると思います。

 

安全な玄米、自家製の漬物や梅干、天日干しの海塩、できれば自作の味噌かそれに近い素朴な味噌を食べ、季節の野菜をいただき、小魚、肉を食べればご馳走とうい生活を心がけ、そこにお金を使うようにするべきなのでしょう。

 

だから、まず、私は何よりも安全なお米を作りたいと考えました。自家消費の分だけでも自らの手で作りたかったのです。

 

今年田植えした想星米は、岳さんの森ノヒカリになった苗をわけてもらいました。

 無農薬米で売られている米も、苗になるまで、ここまでこだわっていないとこもあるとお聞きしました。

以前、岳さんが投稿してくれた試練を耐え抜くお米でも紹介されていましたが、田んぼの一番いい場所から取った籾を、まず塩水につけ、浮き上がらないどっしり実がつまった籾だけを選び、その後、湯温消毒をして伝染性病害を防ぎ、発芽して苗になった米を今度は苗踏みして骨折させて強くし、田植え後はチェーン除草で倒した苗が自力で起き上がることでさらに強くする。

 

そうした苗をわけてもらえたので、想星米は台風にも草にも負けずに育ってくれました。そして、精霊達が米を守り育ててくれたのです。

こういうふうに育った想星米ですが、是非、売ってくださいという声も多かったので、販売させていただくことにしました。少しでも多くの方にお届けしたいので、すみませんが2Kgずつになります。2kgで1600円(送料別)を予定しています。

 

販売は、水曜日開始予定です。同時に、thinkPlanet厳選の四万十檜の手作りまな板や、完全無農薬梅干やお茶の販売も開始します。セット商品もありますので、お楽しみに!

 

さて、収穫後初めて、今夜、想星米を玄米でいただきました。

美味しいだろうことはわかっていましたが、あまりの美味しさに笑みがこぼれました。haruさんも思わず『うまい!なんじゃ、このうまさは!』と叫んでいました。

食べた後、しばらく経っても口の中に甘さが残っていました。

ここまで美味しく育ってくれたお米と育ててくれた妖精たちにありがたくて、ちょっと涙が出そうになったくらいです。

みなさんにも食べていただきたいと思います。