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この星が楽園に戻る日を夢見て

イエスマン

22日火曜日に、日帰りで横浜に行って以来、なんとなくしんどい日が続いて、ずっと芦屋の家にこもっていました。大体、遠出をしたり、なにかしら普段しないことをすると、少なくとも3日はこういう状態になります。ひどいときは1週間ほど引きずります。周りの人からは、毎度軟弱者扱いされています。

 

今回は電磁波過敏症になり、ipadはそばに置けず、携帯も触ることができない状態です。パソコンはまだマシな方ですが、マシという程度であってキーボードにおいた手がだんだんしびれてきますし、頭もボーっとしてきます。脳が振動するような感じです。

私は敏感なので、耐え難くなって使用をやめたり、遠くに離したりしますが、敏感ではない人も気がつかないだけで影響は受けているはずです。ずっとスマホを手放せない人たちを見ていると心配になってきます。

 

それだけでなく、ここ数日、身体のことについてさらに真剣に考えていました。

 

というのは、火曜日に横浜に行った理由にあるのですが、叔母に呼ばれ、一緒に主治医の話を聞いてきたのです。医者から家族を連れてきてくださいと言われたからなのですが、今後の治療方針を決定するためでした。叔母には子どもがいないし、これまでもこういう時は私が呼ばれていました。

今回の叔母の病名は、進行性肺ガンのようです。癌はこれで3度目。

一度目は58歳のときの卵巣癌、二度目は75歳のときの卵巣癌の転移、

いずれも手術とその後の抗がん剤で治りました。今回の肺ガンは転移ではなく、新たなもののようです。

 

私の両親は87歳と85歳で健在ですが、どちらも癌にかかったことはなく、いたって元気で、活動的にすごしています。

 

一体、叔母の何がそんなに癌を作ってしまうのだろうと考えていました。

海外旅行が好きで、一年に何度も飛行機で海外に行っていたことでしょうか。

毎日電子レンジであたためたコーヒーを飲んでいることでしょうか。

毎月、美容室でヘアーカラーをしていることでしょうか。

でも、一番の原因は、いつも誰かに腹を立てていることかもしれません。

 

彼女は、本当に節約家で几帳面できちんとした人ですが、その代わり、人にもとっても厳しくて、私も若い頃はいつも会うたびに叱られたり、小言を言われていました。

そういう性格のせいだとも言えます。

 

でも、ひとつだけ前から気になっていたことがありました。

それは、前回の癌に罹ったときのことです。

癌が大きい上にできている場所がとても悪く、手術が不可能、放射線治療も不可、抗がん剤治療も効果がなく、医者もなす術がないように感じました。

セカンドオピニオンを受けたいという叔母に、医者が癌研の医者を紹介してくれました。そのドクターが詳細な抗がん剤治療法を記してくれ、その用紙を持って叔母は元の病院に戻りました。すると不思議なことにあっという間に癌は小さくなり、手術が可能な大きさになったため摘出、一応完治となりました。

 

その時に叔母が言った言葉が、「医者がなんといっても、私はまだ死なないよ。だって、昔、占い師にあなたは83歳まで生きるって言われたから」

私は耳を疑いましたが、叔母はそれを強く信じていました。

もしかしたら、その信じる強さが奇跡を起こしたのかもしれません。

 

でも、その時、私の中には一抹の不安がありました。

自分の症状や医者の診断も跳ね除けるほど、強固に信じているその言葉は

83歳になったとき、逆に自分を病気や事故に遭わせるのではないだろうか、と。

 

あと3ヶ月で82歳になる叔母は、その懸念を現実化したように肺ガンの宣告を受けました。偶然なのかもしれませんが、83歳まで生きるという占い師の言葉を信じていた叔母が作りだした病気なのか、それともその占い師は人の寿命でさえわかる占術を会得していたのか・・・。

確かに、前回の時には占い師の言葉が叔母に生きる力を与えたのかもしれないけれど、今回は逆に働くことを懸念しています。

人の寿命を知らせることの善悪はここでは論じませんが、人は信じたことを自分の人生に(病気や死期までも)起こすことができるのだと改めて思いました。

 

どうせなら、よいことだけ知りたいし信じたいですね・・・。

 

電磁波過敏症の私は、それ以外にも色々過敏なので、身体の扱いに普段から神経を使いますが、最近、癌の身内が増えて来たのをみるにつれ、身体に負担をかけずにきれいに保つことについて、今までより一層真剣に考えるようになりました。

 

田舎に住んでわかったことは、都会の人が思っている以上に、農作物が農薬まみれだということ。それゆえ、水も土壌もかなり汚染されているということ。

私は、できるだけ自分が口にするものは自分で、あるいは信じられる人から購入し、きれいな水とストレスない暮らしをしたいと思いました。

そういう暮らしをまず自分がして、家族や友人や知人にその恩恵をわけてあげられるようになりたいと思います。

 

一番悪いのは、怒りです。怒りは自分の心と身体を攻撃します。

そして、怒りは周りの人に伝播します。

私は怒っている人の近くにいると、電磁波攻撃を受けたようなしんどさを感じます。

特に私に向けられたものは、エアガンで撃たれたような衝撃を感じます。

怒りのエネルギーが強いので、強烈な電磁波並みの破壊力で自分と周りの人を攻撃するのです。

怒りを消す方法は、感謝することです。

自分にないものを探すより、あるものを探してそれに感謝をする習慣をつけることです。

 

 そうそう、私は親戚中から「どうしてあの気難しい叔母に付き合えるの?」といつもきかれていました。「今から家に来ない?」といわれればよほどのことがない限り行くし、「ランチ一緒にたべない?」と誘われれば、おなかがそれほど空いてなくても行っていました。前回の癌のときも今回も、病院に来てくれといわれれば芦屋からでもいきます。

 

基本的に私は、来るもの拒まず去るもの追わず、の姿勢で生きています。

ある人からみたら[イエスマン]に見えるかもしれませんね。

でも、これって結局は幸運でいられる生き方のような気がします。

全託で生きているからです。

 

最後に、おすすめ映画「イエスマン」(予告編)をご紹介します。

これ、結構本質をついている映画だなと思って何度か観ました。

面白いから是非、観てね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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