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農家のみがこっそり味わうお米!? 「幻の在来種」朝日

2016.10.18 世界食料デーキャンペーン おにぎりアクション2016
  

thinkPlanet(シンクプラネット)スタッフの岳です。

 

本日は私たちが栽培しているお米の品種について紹介します。

 

以前は、市場でもよく流通しているニコマル、ヒノヒカリなどを栽培していましたが、ある年に苗作りに失敗してまい、全て廃棄することになってしまいました。そこで近所の農家さんの好意で余った苗を分けてもらい、その時から栽培し始めたのが、「幻の在来種」と呼ばれている「朝日」です。

 

朝日は背丈が高いため台風等で倒れやすく、効率化・機械化の波で生産者が激減し、いつしか「幻の米」と呼ばれるようになっていきました。それでも背の高い米は美味いと言われるように、朝日も香り高く、"ふくよかでほどよい甘さのある上品な味わい"があります。それを知っている農家は、田んぼの隅で少量の朝日を栽培し、自分たちだけがこっそり味わっているという話まで聞きます(笑)。また"寿司職人や高級料亭の料理人が指名する逸品"とも評されています。

 

私たちの地域でも、美味しいという評判にも関わらず、栽培の難しさ故に朝日を栽培している農家は極稀で、去年も朝日を栽培していた農家は台風で倒伏してしまい、大変苦労していました。かく言う私たちも倒伏させてしまい、去年の稲刈りは通常の何倍も時間がかかってしまいました…。その反省もあって、今年は「苗踏み」を新たに取り入れ、台風に負けない稲作りを心がけています。

 

このようになかなか食べれる機会の少ない朝日の完全無農薬米を、8月4日、5日のthinkPlanet Cafeで、おにぎりにして販売することにいたしました!参加される皆様におかれましては、是非ご賞味ください。試食したスタッフにも「凄いエネルギーだ」と好評です。

 

災害の後は、猛暑が続き、大変な日々が続きますが、“試練”を耐え抜くお米を食べて乗り越えていきましょう!

 

                                  岳

 

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