今日は、私(せれな)が代表を務めるthinkPlanet(シンクプラネット)について、現実化の話を絡めてお話しします。
遡ること、10数年前のある日。横浜みなとみらいのタリーズで一人でお昼ご飯を食べていたとき(これはどうでもいい)、ふと、あるイマジネーションが次々に浮かびはじめました。こういう店や会社があったらいいな、農地もあったらいいな、こういうこともできたらいいなと、想像を楽しむゲームのように次々に脳内で展開されていく。あれができたら素敵だな・こういうこともやってみよう♪を色々織り交ぜて、うっとりわくわく夢見ている間、私にとっての現実は想像の世界でした。
その後、現実世界に意識が戻ってもしばらくは、その想像の世界を引きずってうっとりしていました。それが自分の使命のように感じられたからです。しかし、日が経つにつれて、私にそのノウハウがあるのか?とか、資金は?とか、そういうことを考えると、わくわく感が凍りついていき、今の私には無理だな・・と、脳内のどこかにしまいこんでしまいました。なにせ、普通の主婦、しかも3児の母でしたので・・・。
それから10年以上経ち、子どもたちはみな成人して手が離れ、自分の時間のほとんど全てを自分のために使える自由がようやく私に戻ってきました。
そして半年くらい前に、あのイマジネーションが再び湧き上がってきたのです。でも、時間ができても、資金が増えたわけでも充分なノウハウが身についてたわけでもありません。だけど、それを打ち明けると、今度は一緒にやろうと言ってくれる友人たちがいました。だから、行動してみようと思いました。
そこで、ある田舎の地方自治体(つまり過疎地)の担当者に面談を取り付け、移住してこういうことをやりたいから補助金を出して支援くれ。これは過疎地の活性化にも繋がるから!とプレゼンしました。今思い返すと途方もない無茶ぶりをしました。
その時に、プレゼン資料をつくったのですが、パワーポイントで資料を作成する間、10年以上前に脳内にしまったものを文章や写真といった具体的なイメージに置き換えていたのですね。それは、イマジネーションを現実世界で形にした第一歩だったのだと思います。そして、プレゼンを通して、自分の声でそれを表現する。ある意味、意思表明です。現実化第二歩目ですね。
しかし、プレゼンの結果は、私に実績がないと言う理由で断られました。まとまった資金がないと始められないと思っていた私には、一時は頓挫してしまったかのように思われましたが、あきらめたわけではありませんでした。希望は抱き続けたのです。だからこそ、今度は実際に現実化の波は動き出したのです。そう、急速にエネルギーが動き出して、それが現実の世界で形になろうとしていたのです。
その後、思いがけない展開で(友人のおかげで)事務所つきの家と農地を格安(実質タダ)で借りられることになりました。リフォーム費用でさえも実質無料。大家さんもリフォームをしてくれた方も借主も、みんなwin-winの嘘みたいな展開になりました。詳しくは書けないけど・・・。
ということで、まずは事務所と農地を確保。10数年前に見たイマジネーションでも、私の中では複数の田舎と都会に拠点を置くということだったのですが、その通りになりました。現在、拠点は3箇所あります。そして、それぞれの場所にはスタッフが常駐しています。
ひとりひとりの心にはそれぞれ夢がある。理想がある。想いがある。
でも、ひとりでできることには限界があると思うかもしれない。
ひとりでは無理だと思ったときは、誰かと手を組めばいい。
その手が多ければ、作る輪も大きくなる。
大きな輪ならその中でできることも大きくなる。
thinkPlanetは、人と人を結びつけていきたいと考えています。
人の強さを信じているから。その強さをもっと強くしていきたいから。
それが、この世界を変えていく方法だと信じているから。
thinkPlanetは、これから出会う色々な方とコラボしてさまざまなことを行っていきたいと思っています。みんなが抱く夢や想いを形にできる場所、それがthinkPlanetだと考えています。
最後に、事務所の写真を紹介します。
ついでに、拠点のひとつにある田んぼの写真も!
次は、別の拠点を紹介しますね。
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